番外

不思議

母、追うように祖母が亡くなり、家族が二人減ってしまった去年
そして今年の春には、新しい命が産まれました
母譲りの細くて長い私の爪、娘も同じ爪。
「あなたのおばあちゃんは、こんなにも自由な人だった」と、
いつか娘に話せれば・・・と思う

母がアロマを好きになったきっかけはM総合病院。
結果的に母は病院嫌いになってしまったけれど、
アロマを知るきっかけになった病院であり、
アロマを薦めてくださった看護師さんには今でも感謝しています
その病院で、エレガンテの鈴木さんが
今ボランティア活動をされていることを知り縁の不思議を感じました。
普通に入院・闘病していたら知ることのないもの。
でも、知ればアロマが何よりの心の拠り所になる方も多いはず
母のようにアロマで癒される人がいらっしゃると思うと、なんだかほっとします

いろいろなものが受け継がれて、広がっていくのだなあと感じました

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クロ

実家には4匹(1月にみーこが亡くなったので、今は3匹)の猫がいます
クロ以外は、兄が拾ったり私がもらってきた猫ですが、
クロは母が拾い、拾った日から母だけに懐いていた猫です

猫は庭に自由に出て(庭の外には出れない)、2階の母の部屋で寝て、
それ以外は扉で仕切ってリビングに来れないようになっていますが
クロだけは昔から母にリビングに入れてもらい、
テレビを見る母の膝にちょこんと乗っていました
父の足音がすれば逃げ出し、私が抱き上げると怒り、
他の猫が母に近寄ればすねてしまう猫でした

母が病気になってからは、以前のようにリビングに入れなくなりましたが
一生懸命「入れてくれ」と、扉のむこうで鳴きながら扉が開くのを待ち、
庭とリビングの窓の網戸をよじのぼって、
一度はトイレの狭い窓から入り込んでリビングに来てしまいました

私がよくクロを連れてきて、母が調子がよければ母の膝に乗り、
調子が悪ければ私やおみぐが膝に抱いていました
そのうち、無理に母の膝に乗ろうとしなくなり、
とにかくリビングに入って誰かの膝に乗っていれば満足な様子でした
特におみぐがいれば、母よりも真っ先におみぐの膝に乗るようになりました
だから、てっきりおみぐになついてしまったのかと思ったりもしました

”無理に母の膝に乗ろうとすると、リビングから出される”
と覚えたのかもしれないし、
母が具合が悪いのをわかっていて、そばにいたかったのかもしれません

母がベッドで亡くなったその時も、クロは庭の窓から覗いていました
父が「おまえも来てやってくれ」とクロをベッドに連れて行きました
通夜は仏間で行いましたが、何度も仏間の網戸をのぼっていました
私が仏間で寝ていたので、「ちゃんとここにおるのわかってるんだ」と思いました

それからしばらく、クロはリビングに入ろうとしなくなりました
扉が開くのを待つことも、リビングの窓から覗くこともしませんでした
ほとんど2階の廊下で寝ていて、ろくに私の顔を見ず、
呼んでも来ず、明らかに落ち込んでいました

母が入院でいない間、帰ってきた時はもちろん喜んだけれど、
いなくて落ち込むことはなかったクロなので、
母がもういないこと、帰ってこないことがわかったのだと思います

母が亡くなる数日前、クロがベッドに乗っても嫌がらず、
クロが満足そうに毛づくろいするのを眺めて
「クロちゃんはわたしのあとを追いかけて来ちゃうかもしれない」と言いました
それを思い出し、本当に追いかけていくつもりかと思いました

今日で二七日、やっとクロも気持ちの整理がついたのか、
リビングに入りたがるようになりました
数日前はリビングを一周して、すぐに猫スペースに帰っていきましたが、
今日は人間の膝に乗りたがるようになりました
(まだ、すぐに猫スペースに帰ろうとするが・・・)

思えば1月に亡くなったみーこも、入院中の自宅外泊の日で
母が帰るのを待っていたかのように亡くなりました。
穏やかな性格ながらボス的存在だったみーこだから、
母が帰ったのを確認して安心したんだね、と話しています
母がみーこをすぐ見つけられるよう、棺に写真を入れました
クロもまた母に会えるようにと願っています

Sn370005

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